予防接種
 赤ちゃんや子供は、大人のように病気に対する抵抗力が完全に出来上がっていませんので、病気にかかると考えられないような重い症状になることがあります。
 そこで、そのような症状にならないよう、特定の病気の予防をするために行うのが予防接種です。病気を起こさない程度に、毒素を弱くしたワクチンを赤ちゃんに注射し、赤ちゃんは体内で免疫抗体を作ることで抵抗力をつけるわけです。
 予防接種は、各市町村から、各保護者の皆さんに送られてくる個人通知や広報紙を参考にしてください。
 また、予防接種を受ける方法には、個人で医療機関へ行く方法と市町村の保健センターなどで集団で受ける方法とがあります。各市町村によって違いますので詳しくは個人通知や広報紙で確認しましょう。


●予防接種の種類と接種時期
予防接種名 接種時期・受け方・注意すること 接種方法等
ポリオ(小児マヒ) 生後3〜90ヶ月の間に2回、6週以上の間隔で受けます。 ☆生ワクチン 
 経口投与
DPT
(ジフテリア・百日咳・破傷風)
・T期として生後3〜90ヶ月の間に初回接種を3回、3〜8週間隔で接種し、その後半年以上経ってから追加接種を1回接種。U期として11〜12歳に1回接種。
・接種後1日から1週間目ごろ、接種部位が赤くはれることがあるが、まもなく治ります。
・DPT接種前に百日咳にかかったばあには、DT(二種混合)を受ける。
★不活性ワクチン
皮下注射
麻しん(はしか) ・生後12〜90ヶ月の間に1回接種
・接種した人の約20%に、接種後7〜10日後に発熱や発疹などの症状がでることがある。
☆生ワクチン
皮下注射
風しん ・生後12〜90ヶ月の間に1回接種
・接種した人の約4%に、軽い発熱や発疹、リンパ節の腫れなどが出ることがある。
☆生ワクチン
皮下注射
日本脳炎 ・T期として生後6〜90ヶ月の間に接種を2回、1〜4週間隔で接種し、その後1年以上間隔を置いて1回接種。
 U期として9〜12歳の間に1回接種
 V期として、14〜15歳の間に1回接種
・接種後1〜3%の人に、接種部位が赤く腫れたりする症状が出る。
★不活性ワクチン
皮下注射
BCG(結核) ・過去に結核にかかったかを調べるツベルクリン反応を注射しツベルクリン反応検査が陰性の場合のみBCGを実施する
 0〜4歳・小学校1年生・小学校2年生のツベルクリン反応陰性者および中学校1年生・中学校2年生のツベルクリン反応陰性者が対象。
・接種部位が2〜3週間で赤くなり、一部うみをもつこともあるが、約4週間程度で治る。
☆生ワクチン
スタンプ


●接種間隔
☆生ワクチン接種→【4週間以上あける】→生ワクチン接種、不活性ワクチン
★不活性化ワクチン→【1週間以上あける】→生ワクチン接種、不活性ワクチン


●受け方
・接種間隔をみて、赤ちゃんの体調の良いときに予防接種を受けましょう。
・集団接種の時期と赤ちゃんの体調のよい時がうまく合わないことはよくあります。
・あせらず、受けられるものから受けていきましょう。
・蒸気予防接種は、定期接種のもので、接種時期は、法律上で決められた予防接種の時期です。実施時期は市町村によって異なりますので、広報などを確認のうえ、接種してください。
・その他の任意接種のものとして、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜ、インフルエンザなどがあります。


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