母子保健サービス


市町村
 市町村では、妊婦さんやお子さんの健康を守るため、主に、次のようなサービスを行っています。
母親学級、両親学級、妊婦一般健診
妊婦や乳幼児への家庭訪問・相談
乳幼児健診(乳児健診、3歳児健診など)
育児学級、親子学級
歯科検診、フッ素塗布

★ 母親学級・両親学級 ★
安心して妊娠、出産、育児をしていただくため、新しいママ・パパになる方を対象に教室を開催しています。
★ 妊産婦訪問 ★  
   母子手帳と一緒に妊産婦訪問依頼表が交付されます。
   これを投函すると、市町村の保健婦、助産婦などが家庭訪問し、相談に応じます。
★ 新生児訪問 ★
赤ちゃんのことで心配や不安がある場合、母子手帳と一緒に交付される新生児訪問依頼表を投函してください。
 市町村の保健婦、助産婦などが家庭訪問し、相談に応じます。


健康福祉センター(保健所)
 健康福祉センターでは、母子保健に関する専門的なサービスを行っています。
未熟児の医療給付と訪問指導
乳幼児健診で精密健診が必要とされたお子さんの二次健診や指導
小児慢性特定疾患、育成医療、療育医療の医療給付と相談
小児肥満予防教室、思春期教室
       ※詳細は各健康福祉センターへ

★ 低出生体重児訪問指導 ★
低出生体重児出生届出要(母子保健法に定められている届出)お子さんの出生体重が2500グラム未満の場合は、母と子の手帳についている届出票を投函してください。(宇都宮の方は母と子のしおり)届出を受け付けた健康福祉センター(宇都宮市にお住まいの方は、市健康課)では、保護者の方の希望や支援が必要な場合、退院後に家庭訪問や電話などにより赤ちゃんのお世話の仕方などの相談に応じています。


ちょっとひとこと
 こどもたちは、毎日を精一杯生きています。その生きる表現はひとりひとり違います。どの子も個性を持って生まれてきています。その成長にもまた個性があり、ひとりひとり違います。子供の発達の現れ方は様々なのです。
 子育てをする親にも個性があり、子育ての仕方にも個性があります。それぞれ、育て方は違うけれど、刻々と変化する子供をあるがままに受け入れながら子供の発達に沿って温かく育てていくことが大切だと思います。
 でも、それは育てる人にとってはとても大変なことなのです。子供は、養育者を始めとする様々な人々や環境の中で発育発達していくのです。身近に、育児のことを話し合える人が居ないのは、本当に心細いものです。
 もし、困ったこと、心配なことがありましたら、医療機関、市町村・健康福祉センター保健婦、児童相談所、赤ちゃんすくすく電話相談や地域の助産婦などにご相談ください。
 お子さんやお子さんを育てているお母さんやお父さんの思いを大切にしながら、育児のお手伝いや育児の環境作りを通してお子さんや皆さんの健康を守っていきたいと、考えています。


赤ちゃんを突然死(SIDS)から守るために
 乳幼児突然死症候群は、元気にしていた赤ちゃんが何の前触れもなく、寝ている間に突然亡くなってしまうことから、ご家庭に大きな不安をもたらしているかと思います。
 この病気は、窒息などの事故とは異なり、赤ちゃんの脳の呼吸を調節する機能が未熟なために起こると考えられていますが、これだけの原因で起こるかどうかもまだわかっていません。平成9年度に厚生労働省が実施した調査の結果、次の3点がこの病気の発症を少なくするということがわかりました。そこで、これらのことを積極的に行っていただきたいと思います。
1. あおむけ寝
 医師の指導が特に無い限り、「あおむけ寝」を心がけましょう。
 うつぶせ寝の方がよく眠ると言うような場合には、うつぶせ寝をするときの注意点について、あらかじめ医師などからアドバイスを受けておくと良いでしょう。

2.たばこ
 赤ちゃんの周囲では「煙草を吸わない」ようにしましょう。これには、周囲の方の理解と協力が大変重要です。煙草を吸う方は進んで協力してください。

2. 母乳
 母乳での育児は、赤ちゃんの身体や心の成長にとって、大変良いことが知られています。
 母乳の出方には個人差がありますが、母乳が出る場合には、できるだけ「母乳栄養」を心がけましょう。また、人工栄養での保育に心配がある場合には医師から適切な指導を受けましょう。


乳幼児健診って?
  市町村では、お子さんの健康の発育のために乳幼児健康診査を実施しています。大切なお子さんの健康を守るため、是非、健診を受けましょう!!

乳幼児健診はなぜひつようなの?
 お子さんの発育には、その月齢により特徴があり、その発育に応じた栄養、関わり方などがあります。健診を受けていただき、お子さんの発育の状態を踏まえ、お子さんを育てていらっしゃる方のご相談をお受けしながら、お子さんの健康のレベルアップを図るともに、安心して育児をしていただくことを目的としています。
 お子さんの健康を守るため、健診を積極的にご活用ください。


乳幼児健診って、何をするの?
 健診の主な内容は、以下の通りです。

○問診
お子さんが日常生活について、保健婦がお伺いします。問診は、内科健診、歯科検診での診断の参考になります。たとえば、生活リズムや食事の内容、歯磨き、排泄などの生活習慣についてです。

○身体測定
発育の指標として、身長、体重の測定を行います。(乳児では、頭囲、胸囲の計測も実施している市町村があります。)

○内科健診
お子さんの健康状態について、内科医による視診、聴診、触診などを行い、必要な場合に、お子さんの健康の状態について説明をします。
医師にお聞きになりたいことがございましたら、遠慮なくお申し出ください。

○歯科検診
お子さんの歯の健康状態について、歯科医師による診察を行います。
 医師にお聞きになりたいことがございましたら、遠慮なくお申し出ください。(歯科検診は1歳6ヶ月児・3歳児健診で行っています。)

○結果説明
 健診の結果を保健婦がお伝えします。お子さんの身体の発育、運動器の追うの発達、言葉や情緒面において気になること、不安に思うことがありましたら、乳幼児健診の際にご相談いただくか、市町村または健康福祉センターの保健婦がご相談をお受けしていますので、ご利用ください。


県健康福祉センターでは・・・
 身体の発育、運動機能の発達、言葉や情緒面についての専門相談を行っています。専門医師、心理判定員、言語聴覚士などのスタッフによりお子さんの発育発達を促すための方法、接し方、適切な各種機関の紹介なども行っています。
 おこさんのことでご心配をお持ちの方は最寄りの健康福祉センターへご連絡ください。気になることや、心配なことについてのご相談もお受けしています。
○その他、健診の中で、歯科保健指導、栄養指導など取り入れている市町村があります。
健診のほか、健康相談や、育児相談なども実施しておりますので、これらの保健サービスを上手に活用しましょう。



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