急に熱が出た時・・・子供さんが発熱!

 体温37.5度ぐらいまで正常です。 大人より苦痛は少なく熱に強いものです。 肺炎や脳炎を心配する方が多いようですが、機嫌が良ければ重症な病気の心配は無いと考えてください。 正しい治療をはじめてもすぐに熱は下がらないものです。 しかし、子供の急な発熱にびっくりするのも当然です。でも、あわてないで!


 まずこんな事をチェックして見てください。
1 水分はきちんと取れていますか?
2 おしっこはきちんと出ていますか?
3 お部屋の温度は高くありませんか?
4 熱のほかに変わったことは?
  *ぐったりしている、顔色が悪い、痰が絡んだ咳をしている、
  *肩で呼吸する、ボーッとしている、下痢・嘔吐を繰り返す、
  *皮膚・唇がカサカサに乾いている、痙攣をおこしている、

このような事を、できるだけ正確に、速やかにつかむこと。 それが、何よりも大切なことです。
4のような症状が有れば出来るだけ早く病院で受診しましょう。


 チェックが終わりましたか?
熱が高いわりには元気がある。これは良いサインです。 でも熱が高いときは脱水を防ぐために食欲がなくても水分を取らせましょう。 湯ざまし・番茶・麦茶・薄めた果汁・薄めたスポーツドリンク・薄めたミルク薄めた重湯などです。


 熱を下げるために
1.薄着にして熱を体の外へ逃してあげましょう。
2.軽くしぼった冷たいタオルで、そっとこすりながら、汗を拭く気持ちで体を拭きましょう。
3.頭・脇の下・背中を氷枕を使って冷やしましょう。
4.どうしても熱が下がらなければ、普段から常用している熱さまし(坐薬)を、お子さんの体の大きさ・年齢に応じて使いましょう。 でも、手も足も冷たく震えがある場合は、まだ冷やしてはいけません。  熱が上がりきると寒気は落ち着きます。 あまり厚着にせず熱がこもらないように注意し暖めてあましょう。


 坐薬の使い方
体温が38.5度以上で使いましょう。
6時間以上間をおいて1日3回までです。
坐薬(熱さまし)は熱を下げるのみで原因となっている病気を治すものではありません。


上記の文章をダウンロードされる方は、下の画像をクリックして下さい。

BES形式   DOC形式   TEXT形式   HTML形式

戻る