[Mr.I のピッツバーグ紀行]

[第5話]
さて、今回はピッツバーグの生活関係、遊び関係の相場と雰囲気を、ちょっとずつ列挙いたします。

★テニス
あまりに運動不足なので、インターネットで見つけたテニスのレッスンに2週間前から通ってます。1回60分で、1回あたり$10くらいです。日本で受けたことのあるレッスンが90分で1回あたり2000円強でしたから、それよりは安いですね。コーチが4人で受講者が20人弱でした。レッスン内容は日本で受けたレッスンに非常に似てます。おじさんおばさんが多いせいか、レッスンは全体的にゆっくりしていて、運動不足解消にはゼンゼン物足りないかもしれません。

★スキー
大学の格安スキーツアーに誘われて、実に7年ぶりに行ってきました。定価はリフト$40、貸しスキー$20ということで、さほど安くないのですが、大半の人はディスカウントで来ているようです。大学のツアーはリフトと貸しスキーとレッスンと往復バスで合計$34というものでした。安い! ゲレンデの構造は新潟あたりのスキー場とそっくりでした。寒いだけあって雪質は関東近辺とは比べ物にならないです。スノーボード率は1/3くらい。あと、きっちりスキーウェアを着てる人はごく少数です。大半の人は普段着同然の格好で滑ってます。私も、スーパーで$5で買ったレインコート状の生地でできたトレーニングウェアで滑りました。カッコわる・・・研究室の学生も数人参加していたのですが、そのうちのひとり、初心者のインド人に英語でスキーを教えるはめになって、苦労しました。

★ボウリング
1ゲーム$2.5です。これまた安い。8ゲームやっても$20札1枚で済みました(そんなにやるなよ)。最高点は199でした。惜しー!!

★スポーツ観戦
ピッツバーグはアイスホッケーのプロチームが有名です。$37の客席で見てきました。格闘技なちに激しい球技なので、客席はまるでプロレスでも見に来たかのように男くさい雰囲気が漂ってました。大リーグは4月から始まるのですが、こっちは$20〜$30くらいです。日本のプロ野球より安いですね。こっちも楽しみです。アメリカでは依然としてバスケットボールの人気も高いのですが、ピッツバーグにはバスケットボールのプロチームがないのが残念です。

★クラシック音楽鑑賞
  ピッツバーグ交響楽団は世界的に有名です。専用のホールを持ってます。なんと、大学のIDカードを見せると$12で入場できます。通常料金で$40〜$60ですから、ホントにお得です。ピッツバーグ交響楽団が日本に来たら、きっと10000円以上するんじゃないかなぁ。さっそく聴いてきましたが、上品で表情豊かでサウンドが深くて、本当に素晴らしい演奏でした。また聴きにいきたいです。あと、昼食時間にときどき(月3回くらい)大学に有名な室内楽団が演奏にきます。無料で聴けます。本来は音楽学科の学生向けのイベントらしいのですが、紛れこんで聴きに行ってます。

★美術鑑賞
私は意外にも(?)美術館が非常に好きなのですが、大学の隣にあるカーネギー美術館は「隠れた名美術館」です。古代から近代まで名作が揃っていて、しかも混んでないので広々と静かに鑑賞できます。アンディ=ウォーホルというポップアーティストの美術館のほうが有名らしいのですが、こっちはまだ行ってません。

★コンピューターショー・モーターショー
両方とも研究室の学生に誘われて行ってきました。こっちのショーには、売り物にならないコンセプトモデルや、騒がしいビデオ上映などありません。ましてやセクシーなコンパニオンなどいません。一応一通り探してみたのですが(うそ)。ほとんどが売り物中心の展示で、即売もさかんにやってます。中古品でさえ展示品になっているのには驚きました。コンピューターショーの中古品コーナーに至っては、ほとんど「がらくた市」です。秋葉原の電気街と大差ないかも。

★食事
ここに滞在している日本人に食事のことを聞くと、たいてい
(1)現地のスーパーで現地人と同じように買い物をして自炊する
(2)日本の食材店で多くの食材を買って自炊する
(3)外食やインスタント食品で済ます日が多い
のどちらかの答えが返ってきます。日本だと「一人暮らしの自炊」はあまり経済的じゃない場合も多いのですが、ピッツバーグの物価では一人暮らしでも(1)の方法で自炊すれば圧倒的に安くあがります。おかげで毎日自炊をしてます。特に安いのは肉類と穀物です。
ステーキは食べ飽きました。日本の食材店は大学の近くにあるのですが、ここで多くの食材を買うと外食より高くつきます。私はその店では、米と醤油と緑茶しか買ってません。米を炊いた日だけは、目玉焼きに醤油をかけて食べます。

次回は、アパート生活編です。

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